福岡出身の女優・モデル、山本美月さん。美しい顔立ちと透明感あふれる雰囲気から「ハーフ?」と噂されることもありますが、本人は純日本人です。
父親や母親から受け継いだ感性や、幼少期からのアニメ愛、そして学業と芸能活動の両立など、多彩な才能で注目を集めています。
モデルとして華やかなキャリアをスタートさせ、女優としても数々のドラマや映画に出演。さらに、絵やイラストの才能も光り、「アニメオタク」を公言するなど親しみやすい一面も持っています。
本記事では、山本美月さんのハーフに見える理由や家族構成、学歴・経歴、瀬戸康史さんとの出会いから結婚、そして現在の活動までを詳しくご紹介します。
山本美月はハーフ?噂される理由3つ
山本美月さんは、その整った顔立ちから「ハーフでは?」と噂されることが多い女優です。実際にそう思われる理由は大きく3つあります。
ハーフと言われる理由 1 大きな瞳と彫りの深い顔立ち
特に印象的なのが大きな瞳。さらに鼻筋の通った立体的な顔立ちが加わり、日本人離れした雰囲気を漂わせています。そのため「外国の血が入っているのでは?」と感じられることが多いようです。
ハーフと言われる理由 2 透明感のある白い肌
色素が薄く、透明感のある肌質も「ハーフっぽい」と思われる要因のひとつです。
ハーフと言われる理由 3 韓国ドラマのリメイク作品に主演したこと
山本美月さんはAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』で主演を務めました。この作品は、2013年に韓国で大ヒットしたドラマのリメイク版。韓国発の人気作に出演したことがきっかけで、「韓国」というキーワードと結びつけられ、SNSなどで「韓国系では?」「ハーフなのでは?」という噂が広まったのです。
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家族構成について
山本美月さんは、父・母・姉・山本美月さん・妹の5人家族で育ちました。三姉妹の次女として家庭的にも恵まれた環境で成長しています。
山本美月の父親:山本幹雄さん
山本美月さんの父親は、山本幹雄(やまもと みきお)さんというお名前で、電気系の仕事に従事するサラリーマン。転勤もあるお仕事をされています。
父親は大のアニメ好き。実は山本美月さんがアニメやコスプレを好きになったきっかけは、父親の影響によるものです。藤子不二雄さんの作品をはじめ、「ドラえもん」や「チンプイ」などを一緒に楽しんできました。
また、山本美月さんがコスプレをする際には父親が撮影を手伝ったり、一緒にゲームセンターで遊んだりするなど、非常に仲の良い父娘関係が知られています。山本美月さんは父親を**「ふーあん」**と呼び、親しみを込めて接しているのだとか。
さらに見た目も若々しく、「小栗旬に似ている」とテレビ番組で話題になったこともあるほど。趣味や遊びを共有できる良き理解者であり、娘の人柄や趣味の形成に大きな影響を与えた存在です。
山本美月の母親について
山本美月さんの母親は、美術教師の資格を持つ芸術肌の女性です。家庭内でも美術教育に熱心で、幼い頃から山本美月さんは絵や創作に親しむ環境で育ちました。そのため、彼女のイラストやアートの才能は母親譲りといえます。
性格はとても真面目で厳しい一面もあり、若い頃に山本美月さんが派手な髪色やファッションをしていた際にはあまり好意的に思っていなかったとのこと。それでも娘を思う親心から、常に心配しながらも見守り続けていました。
一方でユーモアのある人柄も垣間見え、テレビ取材で「娘がドイツ人と結婚したら嬉しい」と語ったこともあります。家庭のインテリアや雰囲気には母親の美術的センスが反映されており、芸術的な感性が自然と身につく環境が整っていたようです。
厳しさと温かさを併せ持つ母親の影響は、山本美月さんの感性や人間性に大きな影響を与えています。
山本美月の姉について
山本美月さんには1人のお姉さんがいますが、一般人のため詳細な情報は公表されていません。芸能活動もしておらず、プライバシーを大切にしていることから、名前や職業などは不明です。
ただ、山本美月さんが三姉妹の次女として育っていることから、姉妹関係は良好で、家族仲の温かさがうかがえます。
山本美月の妹について
山本美月さんの妹は、3歳年下で理系の工学系学部に進学したといわれています。テレビ番組でも山本美月さん自身が「妹も理系の勉強をしている」と話しており、専門的には金属や機械など工学系の分野に進んでいる可能性が高いです。
一部では妹の名前が「はづき」という噂もありますが、確定情報ではありません。
勉強熱心な理系女子である一方、姉妹仲はとても良く、時折一緒に買い物を楽しむエピソードも語られています。知的な環境の中で育ち、山本美月さんとは異なる道を歩みながらも、お互いを支え合っていることがうかがえます。
山本美月のプロフィール
山本美月さんの学歴
小学校:福岡市立壱岐小学校
福岡市内の公立小学校に通っていました。幼少期から絵を描くことが大好きで、のちに芸術的な感性を育む基盤となっています。家族の影響でアニメや漫画にも親しみ、オタク的な一面を育てたのもこの頃です。
中学校:筑紫女学園中学校
中学時代は漫画オタクで、美術部に所属。特に「鋼の錬金術師」に熱中し、自分でも漫画を描くほどの情熱を注いでいました。漫画に没頭するあまり、トイレに行くのも忘れてしまうことがあったといいます。ここで培った創作への熱意は、女優としての表現力にもつながっています。
高校:筑紫女学園高等学校
福岡でも有名な進学校に進学。高校では美術部と演劇部に所属し、文化祭では『ロミオとジュリエット』のジュリエット役を演じるなど、演技の基礎を積みました。
高校3年生の時には、全国規模の「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを受賞。これをきっかけにCanCam専属モデルとして芸能界デビューを果たしました。学生生活と並行して芸能活動を始める大きな転機となった時期です。
大学:明治大学 農学部生命科学科
偏差値60を超えるやや難関の学部に一般受験で合格。生物や遺伝子を専門に学び、祖父が高校の生物教師だった影響もあり理系の道を選んだといわれています。
大学では学業に真剣に取り組みつつ、モデルや女優の仕事を両立。多忙なスケジュールをこなしながら、4年間で卒業を成し遂げました。
大学生活のエピソードとしては、テレビ番組で「大学時代に初めて彼氏ができた」と告白し、テスト勉強や横浜デートを楽しんだことも話題になりました。
趣味の絵や生物観察も大学時代に深まり、自作の箸置き「ミカヅキモ」を作るなど、理系らしい繊細でユニークな一面をのぞかせています。
芸能界デビューのきっかけ
- 2009年7月、高校3年生のときに 「第1回 東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリおよびCanCam賞を受賞
その年の CanCam2009年12月号では表紙を飾り、同誌の専属モデルとして本格的にデビューしました - 2011年には、フジテレビ系ドラマ 『幸せになろうよ』 に出演し、 女優としてテレビドラマデビュー
- 2012年には、映画 『桐島、部活やめるってよ』 に出演し、 映画初出演 を果たしました
その後も彼女は、ドラマ『僕のいた時間』でヒロインの友人役などでも好演。映画『女子ーズ』公開(2014年6月7日)や、数多くのCM出演などを通じて、マルチに活躍するタレントとしての地位を確立していきました
映画『女子ーズ』の出演者(キャスト)について
山本美月さんが出演した映画『女子ーズ』(2014年6月7日公開)は、福田雄一監督による特撮コメディ作品で、豪華な若手女優たちが戦隊ヒロインとして共演したことで話題になりました。
主なキャスト
- 桐谷美玲:赤木直子(女子・レッド)
- 藤井美菜:青田美佳(女子・ブルー)
- 高畑充希:黄川田ゆり(女子・イエロー)
- 有村架純:緑山かのこ(女子・グリーン)
- 山本美月:紺野すみれ(女子・ネイビー)
この5人は、「名字に色が入っている」という理由で戦隊ヒロイン「女子ーズ」として怪人と戦う特撮ヒーローとなって活躍するキャラクターたちです。
山本美月の経歴
- 2009年に「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリとCanCam賞を獲得し、CanCam専属モデルとしてデビュー。
- 2011年にテレビドラマ「幸せになろうよ」で女優デビュー。
- 2012年に映画「桐島、部活やめるってよ」で映画デビューを果たし、その後「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」など人気ドラマに出演。
- 2014年には連続ドラマ「アオイホノオ」で初ヒロイン、同年映画「女子ーズ」に出演。
- 2017年に映画「ピーチガール」で主演を務め、2018年に初写真集「Mizuki」を発売。
- 2020年には自身のYouTube公式チャンネルを開設し、イラストや料理などの動画を公開。
- 2020年8月に俳優の瀬戸康史さんと結婚。2023年5月に第1子を出産。
主な出演作品
ドラマ
- 幸せになろうよ(2011年)
- ドクターX〜外科医・大門未知子〜(2012年)
- アオイホノオ(2014年、ヒロイン役)
- モンテ・クリスト伯(2018年)
- パーフェクトワールド(2019年)
- ランチ合コン探偵(2020年、主演)
映画
- 桐島、部活やめるってよ(2012年)
- 女子ーズ(2014年)
- ピーチガール(2017年、主演)
- 少女(2016年)
- 貞子VS伽椰子(2016年)
- 糸(2020年)
- 新解釈・三國志(2020年)
モデルとしてのキャリアを経て、女優としても数々の話題作に出演。幅広い役柄を演じる実力派女優として活躍を続けています。
瀬戸康史との出会いから結婚まで
山本美月さんと瀬戸康史さんの初共演は、雑誌『CanCam』2014年8月号での浴衣デートの撮影でした。恋人同士の設定での撮影でしたが、ここでの共演が二人の出会いのきっかけとなります。その後も何度か共演を重ね、**2016年にはドラマ『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』**で共演。着実に距離を縮めていきました。
二人の関係が最も近づいたのは、**2019年に共演したドラマ『パーフェクトワールド』**です。共演を通じて交流を深め、互いの価値観や趣味(特に絵を描くこと)を共有する中で、交際に発展したとされています。交際期間はおよそ1年ほどで、その間も仕事や趣味を通じて絆を育みました。
2020年8月、二人は結婚を発表。「お互いに失いたくない、大切な存在」だと感じ、コロナ禍で自身と向き合いながら結婚への決意を固めたとコメントしています。
夫婦共通の趣味である「絵を描くこと」や、価値観の近さを大切にしており、穏やかで温かい家庭を築くことを目指しているとのこと。2023年5月には第一子が誕生し、仕事と家庭を両立しながら良好な関係を続けています。
このように、ドラマ共演から交際、結婚、そして現在に至るまで、着実に絆を深めてきた二人は、まさに理想的な夫婦像を築いていると言えるでしょう。
山本美月の現在とアニメ・イラスト活動
ドラマ出演は少なめですが、山本美月さんはモデル活動やCM出演を精力的に続けています。さらに、絵やイラストの才能も光る彼女は、漫画を描く創作活動を趣味として楽しみ、画集も出版しています。
山本美月さんが「アニメオタク」を自称する理由は、幼少期からの強いアニメ愛にあります。小学校6年生の頃、『鋼の錬金術師』の主人公エドワードに惹かれたことをきっかけに、漫画やアニメの世界に夢中になりました。中学時代には同人誌即売会に足を運び、自ら漫画や二次創作小説を制作するなど、創作活動に熱中。母親には漫画家になることを止められたものの、絵を描くこと自体は今も続けています。
モデルデビュー当初は世間のイメージを気にしてアニメ好きを封印していましたが、後に雑誌編集長の理解と応援を得て、自信を持って「アニメオタク」を公言するようになりました。趣味のイラストやアニメのコスプレは仕事にも生かされ、「ファッションとオタクの懸け橋」としても活躍しています。
また、Instagramでは手描きの絵や日常の様子を発信。制作過程や趣味を通じてファンとの距離も近くなっています。こうして、モデルや女優だけでなく、クリエイターとしての一面も注目される存在となっています。
まとめ
山本美月さんは、透明感あふれる美しい顔立ちや彫りの深さから「ハーフ」と間違われることがありますが、出身地は福岡、両親ともに日本人の純日本人です。
父親から受け継いだアニメ愛や母親からの芸術的センスが、趣味や創作活動、そして性格形成にも大きく影響しています。
学業では理系の大学に進学し、モデル活動と両立。高校時代には演劇部で演技の基礎を積み、「東京スーパーモデルコンテスト」グランプリをきっかけにCanCam専属モデルとしてデビューしました。その後、ドラマや映画に出演し、多才なキャリアを築いています。
プライベートでは、ドラマ共演をきっかけに瀬戸康史さんと交際・結婚し、2023年には第一子を出産。現在もモデルやCM出演を続けながら、趣味のイラストやアニメ活動を発信し、クリエイターとしての一面も注目されています。
山本美月さんは、美しさと知性、クリエイティブな才能を兼ね備えた女優・モデルであり、今後の活動からも目が離せない存在です。