俳優の斎藤暁(さいとう さとる)さんが、2025年11月6日放送の『徹子の部屋』に出演します。
『踊る大捜査線』シリーズの秋山副署長や『科捜研の女』の日野所長など、親しみやすい名脇役として知られる斎藤さん。
長年にわたり舞台やドラマで活躍し続ける一方、プライベートでは波乱もありました。
今回は、斎藤暁さんのプロフィールや経歴、元妻との関係、息子・孫との現在の家族構成について詳しくまとめます。
また、『徹子の部屋』で語られるエピソードの背景にもなる、斎藤さんの人柄や人生の歩みを振り返ります。
【斎藤暁(さいとう さとる)プロフィール】
経歴・代表作まとめ
斎藤暁さんは、劇団「オンシアター自由劇場」を経て、「東京壱組」の創立メンバーとして活動を始めました。
1980年のNHK朝ドラ『なっちゃんの写真館』でテレビドラマに初出演して以降、舞台・映画・ドラマと幅広く活躍しています。
代表作には、フジテレビの大人気シリーズ『踊る大捜査線』で演じた秋山春海副署長役をはじめ、テレビ朝日『科捜研の女』シリーズ、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』などがあります。
また、映画『僕らのワンダフルデイズ』や『マエストロ!』、舞台『スウィーニー・トッド』『ふるあめりかに袖はぬらさじ』などにも出演しています。
特技のトランペットはプロ並みの腕前で、実際にドラマの中で演奏を披露することもあります。
温かみのある人柄と確かな演技力で、長年にわたり名脇役として多くのファンに親しまれています。
斎藤暁の家族構成
家系を支え二人の息子を育てた妻
斎藤暁さんは、1977年頃に地元・福島の劇団で出会った文恵さんと結婚し、2人の息子を授かりました。
上京後は俳優業に専念する一方、家庭を経済的に支えたのは妻・文恵さんでした。
しかし、俳優という不安定な職業や生活リズムの違いからすれ違いが生まれ、17年間の結婚生活の末に離婚。
二人は離婚後、約20年の間ほとんど音信不通の状態が続いていました。
その後、文恵さんは女手ひとつで息子たちを育て上げましたが、2015年に心臓の病気で亡くなっています。
文恵さんが長い闘病生活の末に2015年に亡くなった際も、斉藤さんはその知らせを次男から知らされました。
離婚後、斎藤暁さんと長男との間には一時期確執があり、文恵さんの葬儀の際には「来ないでほしい」と参列を拒否されるほど関係が悪化していました。
しかし、時間をかけて少しずつ親子関係を修復し、現在は孫の存在もあって穏やかな交流を続けています。
長男:スペイン・バルセロナ在住
長男は現在、スペイン・バルセロナに在住しており、家族とともに穏やかな生活を送っています。
結婚しており、妻は絵画や写真撮影などの芸術活動をしている方のようです。
バルセロナは芸術と文化が盛んな街であり、長男夫婦は創造的な環境で暮らしていることがわかっています。
長男は子どもの将来を考え、サッカー留学をきっかけにバルセロナに移住した経緯があります。
離婚してからしばらくの間、斉藤さんと長男は連絡があまり取れておらず、特に元妻への思いや家庭に対する感情のすれ違いがあったため、長男は父親の参列を拒否したとされています。
現在斉藤暁さんと長男は物理的には距離があるものの、SNSを通じて交流が続いており、孫の成長を温かく見守る良好な関係にあると思われます。
次男:日本で父と同居
次男は日本国内に在住し、現在は斎藤暁さんと二世帯住宅で同居しています。
一般企業に勤めるとされ、メディアへの露出は控えめですが、家族の中では父と兄の橋渡し役として重要な存在です。
斎藤暁さんは、SNSで孫との交流を公開しており、特に「ふうかちゃん」という孫娘を溺愛。
サンタクロースに扮して孫を喜ばせるなど、愛情深いおじいちゃんとして知られています。
離婚の理由は?
斉藤暁さんの離婚理由については、仕事の多忙さや生活リズムの違いが大きな要因とされています。
俳優業に専念するために多忙な日々を送る中で、元妻・文恵さんとの間にすれ違いが生まれ、夫婦関係が徐々に冷えていったと伝えられています。
特に、斉藤さんが俳優として上京し芝居に打ち込む一方で、家庭の負担が元妻に偏ったことも関係しました。
元妻が家計を支えながら息子たちを育てる状況が続き、そうした家族の役割分担や心理的負担の違いから夫婦関係が壊れてしまったようです。
17年間の結婚生活の末に離婚し、元妻はその後も息子たちを育てあげました。離婚は双方にとって辛い決断でしたが、それぞれの人生を歩むための選択だったと言えます。
斎藤暁の実家は地元の電気店
斎藤暁さんの実家は、福島県郡山市にあり、父親は電気店を営んでいました。
俳優の道を志す際には家業を継がず、演劇の世界へ進むという大きな決断をしたといいます。
家族の支えと地元福島への思いは、現在の温かみある演技にも通じています。
現在の活動|俳優・ミュージシャンとしての今
2025年現在、72歳になった斎藤暁さんは、俳優・声優・ミュージシャンとして精力的に活動を続けています。
テレビドラマでは、長年レギュラー出演している人気シリーズ『科捜研の女』で、京都府警科学捜査研究所の所長・日野和正役を好演。安定感のある演技と温かみのあるキャラクターで、作品には欠かせない存在となっています。
また、2025年放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』では、天宝和尚役として登場。家族や地域との関わりを描く重厚な人物を演じ、視聴者の心に残る演技を見せました。
そのほか、『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日)や『おかしな刑事 京都スペシャル』(静岡朝日テレビ)などにも出演し、幅広い役柄を演じています。
舞台にも積極的に出演しており、中学2年生から続けているトランペットを活かして音楽活動も展開。
2025年には自身のバンド「斎藤バンド」としてライブ活動を行い、歌と演奏の両面でファンを魅了しました。
ドラマ『科捜研の女』でも、実際にトランペット演奏を披露するシーンが話題となりました。
さらに、2025年11月6日放送のテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』に23年ぶりに出演。これまでの俳優人生や家族とのエピソード、音楽への思いを語る姿が注目されています。
プライベートでは、次男と二世帯住宅で暮らしながら、孫との交流を大切にする穏やかな日々を送っているようです。
公私ともに充実した時間を過ごし、名脇役としての存在感を今も輝かせています。
まとめ
俳優・斎藤暁さんは、長年にわたり日本のドラマ・映画界で温かく存在感を放ち続けてきました。
家庭では離婚や家族の死など多くの試練を経験しましたが、今では息子や孫との絆を取り戻し、穏やかな日々を過ごしています。
俳優としての確かな演技力と、人間味あふれる人生経験が重なり、斎藤さんの表情や言葉には深い説得力があります。
『徹子の部屋』出演を通して、これまで語られなかった家族への思いや人生観に触れられる貴重な機会になりそうです。
今後も俳優・ミュージシャンとして、斎藤暁さんの温かい笑顔と味わい深い演技に注目が集まりそうです。


