松谷鷹矢と横田慎太郎の関係は?野球に人生を賭けた二人の縁を紹介!

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阪神タイガースの元外野手・横田慎太郎さん。


脳腫瘍との壮絶な闘病を経て、奇跡の「矢のような返球」で多くの人を涙させた選手です。

そんな横田さんの生涯が、映画「栄光のバックホーム」として描かれることになりました。


主演を務めるのは、俳優・松谷鷹矢(まつたに たかや)さん。大物俳優ではなく、松谷さんが選ばれた理由には、監督が語った深いエピソードがあります。

横田さんの生き様、映画化の背景、そして松谷さんが主演に抜擢された“特別な関係”についてまとめて紹介します。

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横田慎太郎のプロフィールと経歴

横田慎太郎(よこた しんたろう)さんは、1995年6月9日生まれの鹿児島県日置市出身の元プロ野球選手です。


東京都で生まれ、3歳の時に家族と鹿児島へ移住。小学生でソフトボールを始め、中学では軟式野球部に所属し、すぐに頭角を現しました。

高校時代:強打のパワーヒッターとして活躍

鹿児島実業高校では、1年生の秋から4番に抜擢されるほどの実力を持つ選手でした。


3年生の時には投手としても140km/hを超える速球を投げ、高校通算29本塁打を記録。


甲子園出場には届かなかったものの、「打ってよし、投げてよし」の万能型選手として注目を集めました。

阪神タイガース入団の経緯:ドラフト2位の大型外野手

2013年ドラフト会議では、阪神タイガースから2位指名。


契約金6000万円、年俸720万円という高い評価で入団し、背番号は「24」。


担当スカウトの田中秀太氏は「攻守走のバランスが整い、将来の主力候補になる選手」と高く評価していました。

指名理由には、

✔ 高校時代から4番を任される長打力
✔ 走力・肩の強さ
✔ 野球への負けん気の強さ



が挙げられ、大きな期待を背負ってプロの世界へ飛び込みました。

横田さん本人も入団後、「タイガースに入団してよかった」と語り、憧れのプロの舞台に立てた喜びを口にしています。

プロ入り後の成長:期待される若手外野手に

入団後は二軍で経験を積みながら、プロ初本塁打や1試合3本塁打などの強烈なインパクトを残しました。


2016年の春季キャンプでは金本知憲監督の目に留まり、開幕1軍に抜擢。


2番・中堅手として起用され、38試合に出場。打率.190ながら、持ち味の走力で4盗塁を記録しました。

まだ粗削りながら、「阪神の未来を背負う大型外野手」として、大きな期待を集めていました。

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横田慎太郎の脳腫瘍との闘病

横田慎太郎さんの脳腫瘍が発覚したのは、プロとして期待が高まっていた2016年シーズン開幕前のことでした。


2月の阪神タイガース春季キャンプ中、横田さんは めまい視界の異常 を感じ、周囲にも体調不良を訴えていました。

その後、状態が改善しないことから精密検査を受けることになり、2016年3月上旬、髄膜腫(ずいまくしゅ)という良性の脳腫瘍 が見つかりました。

突然の診断は、当時20歳という若さの横田さんにとって衝撃的なもので、チームや家族にも大きな動揺が走りました。

診断を受けた横田さんは、すぐに競技生活を一時離脱し治療に専念。

腫瘍の場所や大きさの関係で、長期の闘病生活を余儀なくされました。

治療は手術・投薬・リハビリと長い時間を要しましたが、横田さんは「もう一度グラウンドに立つという強い思いを抱き、地道に体を作り直していきます。

家族やチームメイト、ファンの支えも大きな力となり、横田さんは“奇跡”と言われた復帰へ歩みを進めていきました。

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横田慎太郎の脳腫瘍との闘病(復帰への道)

2016年3月に脳腫瘍の手術を受けた横田慎太郎さんは、その後も放射線治療や抗がん剤治療を続けながら、再び野球のフィールドに立つことを目標に地道なリハビリを重ねました。

2017年:実戦復帰へ向けたリスタート

手術から1年が経った2017年、ついに二軍での調整を再開。


打撃練習や守備練習にも取り組み、少しずつ感覚を取り戻していきました。

しかし、腫瘍の影響による視界の異常が残っており、実戦での完全復帰には大きな壁が立ちはだかります。


それでも「プロに戻りたい」という強い思いを胸に、焦らず一歩一歩前に進み続けました。

2018年:育成契約に変更、再挑戦の一年

2018年からは育成選手契約に切り替わり、再び春季キャンプへ参加。

一方で、治療を続けながらのコンディション調整は非常に難しく、体調と向き合いながらの挑戦が続きました。

2019年:引退試合で生まれた“奇跡”

そして迎えた2019年9月26日。


阪神タイガース二軍 vs ソフトバンク二軍の試合が、横田さんの引退試合となりました。

出場は実に1096日ぶり(約3年)という長いブランク。


8回にセンターの守備についた横田さんは、ランナーがタッチアップした瞬間、全身の力を込めてバックホーム。

その送球は見事にホームへ届き、アウトにする“奇跡のバックホーム”が完成。


スタンドは大歓声に包まれ、このプレーは今もなお語り継がれる伝説となっています。

全力でボールを追って投げる姿は、病と闘い続けた横田さんの3年間そのものを象徴するものでした。

闘病を続けながらも最後まで野球を諦めず、ファンの胸に深く刻まれるラストプレーとなりました。

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映画「栄光のバックホーム」と横田慎太郎の物語

映画 『栄光のバックホーム』 は、横田慎太郎さん自身の自伝『奇跡のバックホーム』、そしてノンフィクション作品『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』を原作とした実話映画です。


幻冬舎フィルム第一回作品として製作され、総指揮は見城徹氏が務めています。

企画の誕生まで:横田慎太郎との約束から始まった映画化

秋山純監督は、阪神ファンとして横田慎太郎さんの入団時から注目し、「奇跡のバックホーム」の生中継を観て感動。

この映画の企画が動き出したのは、秋山純監督が横田慎太郎さん本人を直接取材したことがきっかけでした。


横田さんの闘病や挫折、そして「生き切った姿」を通じて、観客が日々の小さな光に気づけるような作品を目指しました。


横田さんが亡くなった後も、監督はご家族──特に母・まなみさん──との約束を守る形で、脚本家の中井由梨子氏と共に映画化へ取り組みます。

作品では、横田さんの闘病生活、そして“奇跡のバックホーム”と呼ばれた伝説のプレーを軸に、家族や恩師、チームメイトとの深い絆が丁寧に描かれています。

映画では、母・まなみさん役として 鈴木京香さん がW主演を務めています。

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松谷鷹矢が主演に抜擢された理由

横田慎太郎さん役に選ばれたのは、俳優の 松谷鷹矢さん


元高校球児であり、プロ入りの夢に挫折した経験を持つ松谷さんは、秋山監督のワークショップを受講したことがきっかけで2021年に主演が決まりました。

松谷さんは撮影の際、横田さんの“形見のグローブ”を実際に使用し、「一心同体で横田さんの人を生きる」という強い覚悟で役に向き合っています。

さらに、横田さん本人と生前から親交があり、誰よりも横田慎太郎という人間を理解していたことも抜擢理由のひとつでした。

横田慎太郎と松谷鷹矢の深い関係とは?

映画「栄光のバックホーム」をきっかけに、横田慎太郎さんと松谷鷹矢さんは 約4年間にわたり深い交流を続けた特別な関係 でした。


互いにグローブや衣装を贈り合うほど心を通わせ、横田さん本人が「主演にしてほしい」と指名するほど信頼していた間柄です。

「子供の頃に、プロ野球選手が病気の子供と『ホームラン打つから手術を受けよう』と約束し、実際に打ったことで子供が手術を受け、病気が治った話に感動しました。自分もそうやって誰かにいい影響を与えられる人になりたい。そして、僕が役者として頑張る限り、『最初の主演作』として、慎太郎さんの人生を多くの人に見てもらえると思うので、ずっと頑張りたいです」

交流の始まり──取材から一気に距離が縮まった二人

松谷さんが映画制作側の脚本アシスタントとして横田家を訪れた際、2人は野球経験者同士という共通点からすぐに打ち解けました。


そこから友情は一気に深まり、横田さんがホスピスに入院していた時期には、松谷さんが大阪に泊まり込んで寄り添ったこともあったほどです。

横田さんは松谷さんに 自身が愛用していたグローブ を、松谷さんは 俳優として初めて着たシャツ をお返しに贈るなど、互いの人生の一部を共有した温かな関係が続きました。

松谷鷹矢にとって“宝物”の時間

松谷さんは、この4年間を振り返り、「宝物のような時間だった」と語っています。

舞台挨拶で涙ながらに横田さんへの感謝を述べ、横田さんの「まっすぐで天然な可愛らしさ」を観客に伝える様子からも、どれほど深く横田さんを想っていたかが伝わります。

横田慎太郎さんの死後もなお、松谷さんはその意思を胸に刻み、「慎太郎さんの人生をもう一度生きる」という強い覚悟で役と向き合っています。

横田慎太郎役に抜擢された松谷さんは、 約2年半もの準備期間 を費やし、野球選手としての身体づくりからプレー技術まで徹底的に作り込んでいきました。

本物のプロ野球選手の体へ──20kg増量と野球漬けの日々

クランクインの10か月前からは、ロケ地である広島県福山市のクラブチーム「福山ローズファイターズ」に練習生として参加。

・毎日野球練習
・筋トレ、プロテイン
・食事管理

これらを徹底し、体重は約20kg増量。


“プロ野球選手の体”を一から作り上げました。

さらに、作品では基本的にCGを使わない方針のため、60mバックホームやホームランもすべて自力で成功させる必要がある という厳しい条件。

松谷さんは練習でなかなか再現できなかった“奇跡のバックホーム”を、本番で見事に成功させ、現場を驚かせました。


そのとき使用していたのは、横田さんから譲り受けた 形見のグローブ です。

横田さんとの4年間の交流を土台に、「慎太郎さんの人生を追体験する」という覚悟で役に入り込んだといいます。

2025年11月28日公開された「栄光のバックホーム」を観た視聴者のSNSでの反応は

奇跡のバックホームシーンがリアルすぎて息を呑んだ

母の想いが胸に刺さる

優勝の記憶が蘇った

松谷鷹也さんの演技と鈴木京香さんの母役を絶賛し、「形見のグローブ使用が知ってさらに泣ける」「老若男女おすすめ」と幅広い層に感動を与えているようです。

まとめ

映画「栄光のバックホーム」は、横田慎太郎さんの闘病と“奇跡のバックホーム”を描いた実話作品であり、その裏には横田さんと松谷鷹矢さんの4年間にわたる深い絆があります。

映画制作の取材段階で出会った2人は、グローブや衣装を贈り合うほど心を通わせ、横田さん本人が主演を望むほど信頼関係を築いていました。

松谷さんは、横田さんの人生を再現するために約2年半の準備を重ね、体重20kg増量や野球漬けの日々を送り、本物のプロ野球選手と同等の身体と技術を獲得。

横田さんから譲られたグローブを使い、本番で“奇跡のバックホーム”の再現にも成功しました。

横田さんへの想いと実際の交流を胸に、松谷さんは「慎太郎さんの人生をもう一度生きる」という覚悟で役に臨み、映画は“命を込めた演技”として完成しています。


横田慎太郎さんの生き様と、それを継いだ松谷鷹矢さんの情熱が詰まった作品として、多くの人に勇気と希望を届ける内容となっています。

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