テクノロジーと政治を結びつける新しい政治家として注目を集める安野貴博(あんの たかひろ)さん。
その華々しい経歴の裏には、どんな家族の支えがあったのでしょうか。
また、妻の黒岩里奈さんとはどのように出会い、どんな結婚生活を送っているのでしょうか。
今回は安野貴博さんの人間的な魅力に迫ります。
安野貴博を育てたご両親
安野貴博さんは、ごく普通の家庭で育ちました。父親は一般企業の会社員、母親はパート勤務をされていたそうです。
父親はエンジニア気質?技術に理解ある存在
安野さんが小学3年生の頃、まだWindows 98が発売されたばかりの時代に、パソコンを購入してくれました。
1990年代後半は、家庭にパソコンがあること自体が珍しい時代でした。
子供の興味を尊重してプログラミング環境を提供するなど、技術に理解のある教育熱心な父親でした。
この経験が、後の安野さんのテクノロジーへの情熱を育む土台となったのでしょう。
また、中学受験のために進学塾SAPIXに通わせ、開成中学・高校へと進学できる環境を整えてくれました。
子どもの可能性を信じ、教育に投資する姿勢は素晴らしいものがありますね。
母親は温厚で道徳観を育てた存在
母親はパート従業員、または専業主婦とみられています。
名前や年齢など詳しいことは公開されていません。
「良いこと」「いけないこと」をきちんと教える温厚な性格で、安野さんの道徳観の基盤を築いた人物です。
少年漫画『ONE PIECE』を勧めるなど、勉強一辺倒にならないバランスも大切にしていたようです。
安野貴博の学歴〜理系エリートへの道〜
開成中学・高校時代
安野さんは、日本屈指の進学校として知られる開成中学校・高等学校を卒業しています。
開成高校は東京大学への合格者数が全国トップクラスで知られる名門校です。
しかし、意外なことに安野さんは高校3年生の5月まで受験勉強を本格的に始めず、模試ではE判定(合格可能性が非常に低い判定)だったそうです。
それでも東京大学に合格したというのは、持ち前の集中力と地頭の良さを物語っていますね。
東京大学工学部時代〜AIの世界へ
2014年に東京大学工学部システム創成学科を卒業した安野さん。
大学では、日本のAI研究の第一人者として知られる松尾豊教授の研究室に所属し、AIや機械学習を学びました。
今では当たり前のAIですが10年前は「AIって何?」と思う人も多かったですよね。
コンピューターに人間のように考えたり学習したりする能力を持たせる技術で、スマートフォンの音声アシスタントや、おすすめ商品を提案してくれるネットショッピングのシステムなどに使われるAI。
安野さんは、この最先端の技術を大学時代から研究していたのです。

こんなAIが当たり前になる世界は想像もしていなかったよ。研究者がいてこその今の便利な時代があるんだね。
ロンドン留学〜アートとテクノロジーの融合
大学卒業後、安野さんはロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでGraduate Diploma(大学院レベルの修了証)を取得しています。
ここで注目すべきは、理系出身なのに「アート」の学校に進んだこと。
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートは世界的に有名な美術大学です。安野さんはここで、テクノロジーとアートを融合させる研究をしました。
技術だけでなく、人の心を動かすデザインや表現を学んだこの経験が、後の政治活動での「わかりやすく伝える力」につながっているのかもしれません。
運命の出会い〜黒岩里奈との馴れ初め
大学での出会い
安野さんの奥様、黒岩里奈さんは文藝春秋の編集者で、現在はチームみらいの事務本部長を務めています。
桜蔭中学校・高等学校から東京大学文学部を卒業した才女です。
二人の出会いは東京大学。大学1年生の頃から「友達の友達」くらいの距離でお互いを認識していたそうです。
そして運命が動いたのは大学3年生の時。
安野さんが授業で「極端な人を探してくる」という課題を与えられ、黒岩さんにインタビューをしに行ったのがきっかけでした。
マインスイーパー世界記録保持者との出会い
「極端な人」として選ばれた黒岩さん。その理由は、彼女がマインスイーパーの世界記録保持者だったからです。
マインスイーパーとは、Windowsのパソコンに標準で入っている有名なゲームです。
マス目の中に隠れた地雷を、数字のヒントを頼りに避けながらすべてのマスを開けていくパズルゲームで、世界中にファンがいます。
黒岩さんは、この記録を更新するために家電量販店で100回以上マウスをクリックし、わずかなクリック感の違いを確かめながら最高性能のマウスを厳選していたそうです。
安野さんはこのエピソードに感動し、「自分のやりたいことが明確にある、自律した方に惹かれる」と語っています。
一つのことに徹底的にこだわる姿勢に、共感を覚えたのでしょう。
前代未聞のプロポーズ
そして2014年、二人は結婚します。
このプロポーズがまた独特なんです。普通なら指輪を差し出すところを、安野さんはMacBookのパソコンを開いて「二人の結婚生活に向けた提案書」をプレゼンしたそうです。
その提案書には、結婚生活における役割分担が細かく分析され、「KPI」を設定して毎週確認できるシステムまで作られていました。
つまり安野さんは、結婚生活を一つのプロジェクトと捉え、「二人がより良い関係を築くための数値目標」を設定し、毎週チェックできるようにしていたのです。
普通の人なら「えっ、結婚なのに仕事みたい…」と思うかもしれません。
でも黒岩さんは「こういう論理的なアプローチが好き」と受け入れたそうです。お互いの価値観がぴったり合っていたんですね。

でもやっぱり普通のプロポーズもしてもらったそうですよ。
ユニークな夫婦の価値観と暮らし
子供はいる?
現在、二人の間に子供はいません。
公式発表やSNS、インタビューでも子供の存在は確認されておらず、結婚から約10年以上、仕事や政治活動に集中するライフスタイルを選択している可能性が高いとみられます。
「家事は一切しない」という折半スタイル
安野さんご夫婦の暮らし方は、とてもユニークです。
まず、家事については「一切しない」という意味で折半。つまり、どちらかが家事を担当するのではなく、2週に1回ハウスキーパー(家事代行サービス)を利用しているそうです。
また、食事も各自で用意するスタイル。「今日ご飯どうする?」という日常的な確認作業すら不要にしています。
これを聞いて「冷たい夫婦なのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも、これは二人なりの合理的な選択なのです。
お互い忙しく、やりたい仕事がたくさんある。だからこそ、日常の細かい調整作業を減らし、本当に大切なことに時間を使う。そんな価値観が見えてきます。
お互いを高め合う関係
黒岩さんは安野さんについて「常に驚かせて欲しいという欲望を持っている。強い個性を持った才能と向き合っていたい」と語っています。
一方、安野さんは「自分のやりたいことが明確にある、自律した方に惹かれる」と言います。
つまり、お互いが自立し、それぞれの道を極めながら、お互いを尊重し刺激し合う関係。依存し合うのではなく、個として確立した二人が選び合っている、そんな現代的な夫婦の形です。
二人とも「相手に何かをしてもらうこと」を期待するのではなく、「相手がどんな面白いことをするのか」に期待している。だから一緒にいて刺激的で、飽きることがないのでしょう。
まとめ
安野貴博さんの魅力は、最先端のテクノロジーの知識を持ちながら、それを「誰にでもわかりやすく、誰の役にも立つ形」で社会に還元しようとする姿勢にあります。
普通の家庭に育ち、ご両親の教育への理解に支えられて開成、東大へと進学。
AIとアートを学び、マインスイーパー世界記録保持者の妻と出会い、ユニークな結婚生活を送りながら、政治の世界で「透明性」と「国民参加」を実現しようとしています。
これからの日本を、テクノロジーの力で「誰も取り残さない、未来が明るいと信じられる国」にしていく。その挑戦は、まだ始まったばかりです。
安野貴博さんとパートナーの黒岩里奈さんの今後の活動から、目が離せませんね。
